2016年1月21日木曜日

胸の超音波検査で引っかかった話(3)

ずいぶんと間があいてしまいました。
えりーです。すみません。
いろいろ調べているうちに辛くなって手がとまっておりました。
検査が終わって結果は白でも、それでも怖くなりますね。
チキンな私は心気症のケがあるのでなおさらです。

それはともかく続き続き。

■ エコー検査なう

そこでね。検査している技師さんの手が泊まるんですよ。
他のところはすっとエコー動かしていくのに。
そして画像を何枚も印刷してるんですよ。(実際には違うのかもしれないけど、素人目にはそうみえた)

あ、なにかあるんだ。

他の場所を検査しているときとは、あきらかに違う様子に
さすがに怖くなってきます。

乳がんは初期にみつかれば、高確率で治る病気です。
というよくみる文章とともに北斗晶さんの報道が頭に浮かんできます。

なにかあったらどうしよう。
ぐるぐると頭の中をいろんなことが回ります。

そういえばちょっと胸が痛かったような気がするし。
入ってる保険は一応乳がんの特約あったっけ。
もしものことがあってももわもわさんなら食っていけるし問題ないし。
ステージ2までは5年生存率8割近かったけ。
5年生存率の定義は字面どうりだったよね。
早く死ぬのやだけど、37+xって早いうちなんだろうか。
まって。私事故とか災害とか自殺とか他殺で死ぬのいやだし、
母親みたいに急死するもの嬉しくないし、
認知症の果ての老衰も結構しんどいし、
猶予期間のある病死って実はましなほうなんじゃないか。

などなど。

後半は極めて不謹慎なこと考えてますが、この時は本気で考えてました。

検査の結果はその場所では教えてもらえず、後の医師による診察で
とのことで待合室に戻りますが、結果をまたずすっかりなにかあった気持ちで
夫に動揺を訴えたり「私がいなくなったも、、、」等など、
後々の事を言い残してみたりしましたが、

別にふざけてるわけではありません。

もちろん笑いをとろうとしているわけでもありません。

■ 検査結果

夫に励ましてもらいながら震えていると診察の順番が来たので
おそるおそる診察室へ。
マンモの写真とエコーの写真が机の上にありますが、素人目にはわかりません。

「あの、、、なにかみつかりましたか?」
「まずマンモの結果は異常なしです。異常があれば黒くうつるんですけどなにもありません。次にエコーですが」
「はい」
「ここにうつってる、これ。ただ水がたまってるだけです。嚢胞ですね。
  癌ではないしとくに悪さはしません。やわらかいので触診でもわかりません」

まじか。

「え、でもちょっと胸痛い事もあるんですけど。タレントの北斗晶さんの話が
   ニュースでみかけて」
「最近その話をきいて、検診にくる方多いんですけど
   乳がんは痛くないんですよ。乳がんの90%は痛くないんです。
   痛みの有無ではわからないので異常を感じたら検査にきてください」

そうなんだ。
読者の皆さん。乳がんって通常痛くないそうです。
痛いから不安、痛くないから大丈夫などと自己判断せず、
ちゃんと専門家にみてもらってくださいね。

「嚢胞って癌化したりしないんですか?」
「ふつうはしません」

そうですか。

「ただ確認のために細胞診はしておきますね。
   検査結果を健康センターに報告しなければいけないので。
   中の水分を注射でとって検査します」

そこまでしれくれるなら安心です。
ひとまずほっとしていわれるがままに、細胞診へ。
エコーで確認しながの作業のため注射針がごくまれに肺にささるリスクが
あるそうですが、ごくまれだし命に関わるわけではないので気にはしません。
痛みもチクリぐらいですぐに終了。

診察室を退室し、夫に報告。

「とりあえず異常なしだって」
「おめでとう」

淡々と返してくる夫。いつもどうり沈着冷静です。

もうちょっと、「よかったぁぁ!安心したぁぁぁ!!!」っていう
リアクションが欲しいかったなぁ。

■ そして一週間後。

細胞診の結果、こちらも異常なし。
なんでも診断結果も問題ないし、注射針さしたとたんに嚢胞が消えたそうで、
中身は水で間違いないとのこと。

あとは(セルフチェックでなにか異常がない限りは)来年の健康診断で
定期検診受けてくださいね。だそう。

良かった。本当に良かった。
心から安心しました。

この後、気が抜けた生家その日の受診費用を払い忘れて帰宅するという
ミスをおかして夕方に涙目で病院に走るという間抜けなことを
やったのですが(ちなみに翌日でも良かったそうです)、
皆様自動支払機にはお気をつけ下さい。

■ 検査を終えて


こうして一連の検査を終えて、幸いにも結果は何もなかった訳ですが
最初の再検査通知をみたときのショックはすごかったです。
あれからはわりとこまめにセルフチェックするようにしています。

本当にしみじみ感じたのはひとごとではないんだ、ということ。
また実際に検診による死亡率の低下が確認できたのはマンモグラフィー
のみという事実に驚きました。
弊社の検診は今年から保健会社が変わって、マンモはオプション検査になったので来年は追加しておかないと。

ちなみに乳がんは男性もかかる可能性のある病気で、乳がん全体の1%程度、
そのほとんどが60歳以降なんだそうです。これも意外な話。
ごくレアケースではありますが、乳がん家系の方は男性でも知っておいて損はないかと
思います。

検査の間にもぐるぐる考えていたのですが、今回の件に限らず
生物であれば死は避けられない訳で、一定年齢までは避ける努力をしながら、
悔いがのこらないよう生きるしかないのかな、とあらてめて思いました。
(とはいえ全方面に全く悔いが残らないなんてことはなさそうなので、その辺はゆるく構えて)

皆様、ちゃんと定期検診は受けてくださいね!
長々とおつきあいありがとうございました。では。


■ 参考URL(一部)
 ※ぐぐったらたくさんでてきますが、医療施設が運営しているサイトで情報を
      確認する事をお勧めします。










0 件のコメント:

コメントを投稿