2015年3月11日水曜日

あの日からのマンガ

3.11ですね。あれから4年が経ちました。

当時、私も丁度盛岡にいましたが、私自身は幸いにも大きな被害はなく、一日半程度ライフラインがとまっただけですみました。

水はあったし、翌朝には近所の食べ物屋さんが空いていたし、買い置きの食料があったのも幸運だったと思います。

ライフラインがもどらない同僚を部屋に泊めたり、徒歩で職場に通ったり、できることをしながら日々を過ごしていた訳ですが、周囲の人も親切で、出張が終わると同時に東京への飛行機も復旧し、現場の上司にも気遣われつつ、無事東京にうつることができたのです。

それでも電気が回復しない中、減っていく携帯の電池量。
余震が続く真っ暗な部屋で、玄関以外のドアを開け放し靴を履いたまま眠った夜。
親切にしてくれた人が甥を亡くし目を赤くしながらも私を気遣ってくれた事。
思い出すとひりひりする記憶はまだ私の中に残っています。

そんな思い出もあり、3.11には私なりの特別な思いがあるのですが、しりあがり寿さんの「あの日からのマンガ」がとても良かったのでご紹介。


あのときおきていたことが作者の中にながれこみ、漫画の形で吐き出されたような作品です。
作者らしい皮肉とシュールな表現で、あのときのことを思い出させてくれます。
たしかにあのときわたしたちはこんな姿をしていた。良い事もそうでないことも含めて。

続編である「あの日からの憂鬱」も本日発売だそうなので気になる方はぜひ。






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